【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第31章 Together ☆
赤井さんと、またこんな風に肌を合わせることができるなんて、夢のようだと思った。
思えば昨日から、驚くほど現実感がない。
目を離すと、わたしの目の前から赤井さんが消えてしまいそうで、何度も何度も赤井さんの姿を確認した。
ベッドで触れられると、ようやくだんだん実感が湧いてきて、いよいよひとつになれると言うところで、わたしの身体は突然震え出した。
怖いとかじゃない。
ただ、なんか初体験のときみたいに緊張する。
今まで、何度も赤井さんに抱かれたのに、心臓がうるさいほど鳴っていて、破裂しそうだった。
「緊張する。」
そう言うと、赤井さんは「俺も」と言いながら、わたしの手を自分の胸に当てた。
どく…どく…
わたしの心臓の速さと全く同じスピードで、赤井さんの心臓も動いてた。
「ほんとだ…」
わたしたちは、お互い、いつも同じことを考えているよね。
あの観覧車の日だけは180度違うことを考えていたくせに。