第31章 Together ☆

いっそここで抜いてしまうか。

そしたら今晩はそのままサラに手を出さずに眠れそうだ。


そう思いながら、自分のモノを握った。

脳内で、サラの柔らかい肌に触れ、服を脱がして、サラの首筋に舌を這わせると、サラから甘い声が漏れる。

想像しただけではあはあと興奮してきて、無心で上下にしごいていく。


「…っ…サラ…」

「あかいさーん？」


突然、ドアの向こうからサラの声がして、俺は思わず身体をビクッと反応させた。

まさか、ひとりでしているのがバレたのか？
冷や汗をかきながらかろうじて返事をした。


「うん？」

「タオル、ここに置いとくね」

「あ、あぁ。」


サラはタオルを置くと、また部屋に戻っていったようだ。
焦った…しかも、中途半端にしたから余計にサラに手を出したくなる…。

はぁーーと頭をかきながらため息を吐き、とりあえずもう早く寝よう。と心に決めて脱衣所へ移動した。