第27章 気付かれないように　☆ ♪

ドアに手をつかせて、わたしのお尻を自分の方へ向けると、後ろから零のモノが当たった。


「挿れるよ」


ズッ…


「やっ…ぁああっ…」


後ろから零が入ってきて、わたしの視界はチカチカと揺れた。
零が動くたびに、わたしが手をついてるドアがカタ…ガタッと動く。
こんなの、絶対バレちゃう…


「声出したらバレるよ？」

「ん…ぁ…」


零もそんなこと言って、手加減する余裕なんて無いくせに。
零はわたしに何度も腰を打ちつけた。

パチュッ…ぱちゅっ…
肌と肌がわたしの愛液で濡れて、変な音がする。
快感でもう何も考えられない。


「れ…いっ…イキたい…いかせて…」


後ろを振り返って零に涙目でそう懇願すると、零はわたしの唇を奪う。
舌でわたしの歯列をなぞり、ゾクゾクとする快感とともに、わたしの一番敏感な蕾が親指で押しつぶされた。


「ッあ……んっふぅう…」


思わずわたしから甲高い声が漏れたところを、零が口を塞いだ。


「やっぱりダメ。その声を聞けるのは僕だけだ」


零はそう言いながら口を塞いだまま、蕾を指でヌルヌルと弄りながら、腰を振った。
だんだん、零のペニスが大きくさらに硬くなってきて、わたしは奥に突かれた瞬間、頭が真っ白になった。


「ふ…っぅうぅっ…んっ…んん…」


繋がったところから、ピシャ…とわたしから潮が吹き出し、床を濡らす。


「は…やばい…エロ…」


零は興奮したように言うと、びくっと身体を揺らし、ゴム越しに白濁の液を注いだ。


「あ…サラ…っ…く…」


びく…びく…とペニスが脈打つたびに、ドクドクと精液が流れる。
ゴムつけなくていいのに。
零は優しい。