【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第25章 プロローグ ☆ ♪
タバコの味はひとつもしない、甘い舌。
これが、安室さんの味だって、刻みつけて覚えておこう。
「ん…ぁ…ッ…」
舌を絡めながら、何度も声が漏れた。
わたしの吐息が漏れるたびに安室さんはぴくっと反応して、もっと舌を奥に押し進めてくる。
年上なのに、カワイイって思ってしまった。
ベッドの中は安室さんの匂いがして、わたしは思わず鼻を啜った。
大きい海みたいな、いい香りがした。
この匂いが、今日からわたしの精神安定剤になる。
そんなことを思いながら、安室さんの首に腕を回していた。