【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第23章 さよならとたった一言で
昨日、
「明日は予定通りでいいんだよね?」
と連絡したら、
「13時、米花水族館前で待ってる。」
とだけ返信が来た。
わたしは自分が一番気に入ってる服を着た。
久しぶりに赤井さんに会えるから、1番綺麗なわたしで会いたい。
髪もメイクも頑張って、自分史上一番のわたしになった。
はやく会って、久しぶりだねって笑って、抱きしめて欲しい。
なかなか会えなくてごめんって、好きだって言って欲しい。
そんな期待を胸に、待ち合わせ場所に向かった。
沖矢さんの姿で来るんだろうな。きっと。
そう思いながら沖矢さんを人混みの中で探しながら、待ち合わせ場所で待った。
街はクリスマスのイルミネーションで彩られていて、道行く人たちはみんな腕を組んで歩いてる。
はやく、来ないかな…
寒くてかじかむ手に息を吐きかけながら、ワクワクしながら彼が来るのを待った。
しばらくすると後ろから声をかけられた。
「サラ」