【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第20章 No way to say ☆ ♪
赤井さんは、わたしを脱がせた後、自分が着ていたシャツももどかしそうにガバッと脱いだ。
赤井さんの視線とわたしの視線が重なると、ドキッと未だに心臓が高鳴る。
もう何度も何度も、身体を重ねているのに。
思わず、手を伸ばして赤井さんの腹筋に指で触れた。
「…何だ?」
「…好きなの、腹筋。」
「変わってるな」
フッと笑いながらわたしの首筋にキスをする赤井さん。
変わってるかな?
多分女の子はみんな好きだと思うけど。
そう思いながら、赤井さんの6つに割れた腹筋を指でなぞった。
「…他の誰にも触らせないでね…?」
「あぁ。」
「あと、腹筋も好きだけど、胸筋と、上腕二頭筋も好き…」
そう言って、腹筋からつつ…と指を這わせて、胸筋と上腕二頭筋を触る。
「ぜんぶ、わたしのだもん…」
「可愛いこと言うなよ…」
赤井さんはわたしの首筋に赤い痕をつけながら言う。
そして、わたしがしたのと同じように、指をつつ…とわたしの身体に這わせた。
「あっ…くすぐったい」
「好きだ。お前の胸。
柔らかくて、程よく大きくて」
そう言って、赤井さんはわたしの胸にしるしをつける。
「…ん…っ…」
そのままゆっくりおへその方へ指が這う。
「小さいヘソも可愛い」
そしてお腹にキスをする。
「腹は、薄くて心配になるな。」
最後にゆっくりと太ももに指を這わせる。
「んっ…」
「太腿も、柔らかくて触り心地が良くて、好きだ」
「あっ…」
そして、赤井さんはわたしの手を取ると、手の甲にキスをして自分の頬に当てた。
「お前の手も、小さくて細くて滑らかで、好きだ。
誰にも触らせたくない」
同じことやり返されてるのに、わたしよりも赤井さんの方がやっぱり一枚上手だ。
「ずるい…赤井さん…わたしばっかりドキドキしてる」
「それ、いつも言うよな。」
赤井さんは片眉を下げて呆れたように笑いながら、わたしのトロトロに溶けた割れ目に指を沿わせた。