【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第19章 pure ☆
翌朝
「…ん…」
「起きたか。おはよう、サラ」
目を覚ますと、赤井さんがわたしの隣でわたしの髪を撫でながら言った。
「おはよ…」
ふと、昨日の激しいSEXを思い出して、顔が熱くなる。
そして、身体に全然力が入らない。
気付いたら気を失っていたけど、何回したっけ…
赤井さん、あんな危険な仕事の後で体力おばけすぎる。
「…悪かったな。
お前から誘ってくれたのが嬉しくて、つい自制できなかったらしい。今度から気をつける」
「…気をつけなくてもいいよ。」
「ん?」
「嬉しかったから、すごく…」
そう言うとさらに恥ずかしくなって、わたしは顔が赤くなってるのを見られないように、バッと布団を被った。
「サラ…顔見せろ」
「やだ。絶対変な顔してるもん。寝起きだし…」
そう言って布団に潜るわたしを、赤井さんは手のひらで転がすようにあしらってくる。
「ホォー。せっかくキスをしようとしていたのに、お前が顔を見せくれないとお預けだな。残念だ」
「…」
キス、したい…
わたしは自分が思っている以上に単純で、そう言われるとすぐにひょこっと布団から顔を出した。
「フッ…お前は、やっぱり馬鹿だな。」
「ひどい…」
そう言うと赤井さんはわたしの頬に手を添えて、ゆっくり唇を重ねた。
いつもより長く、わたしの頬を撫でながら。
そして、唇を離した後、赤井さんは言う。
「…馬鹿みたいに、可愛い」
わたし、もう、この人を好きすぎて馬鹿みたい。
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