第19章 pure ☆

わたしがイク瞬間、赤井さんはわたしの身体をギュッと抱きしめてくれた。


はあはあと肩で息をして、赤井さんにしがみつくと、赤井さんは髪を優しく撫でてくれる。

好き…大好き…胸の奥がきゅんとなる。


「ごめん…また…先にいっちゃった…」

「ああ。問題ない。
今日は朝までずっとお前を抱く予定だから。」

「朝まで？！もたないよ…っあ…」


赤井さんは座位で抱き上げていたわたしをまたベッドに戻すと、勢いよく自身の腰を引いて打ち付けた。


「ああっあ…」


更に押し寄せる快感にわたしが思わず逃げそうに腰を引くと、赤井さんはそれを許さない。


「逃しはしない」

「待って…だめ…やぁあっ」


ズプッずぶ…ッ


赤井さんの腰のストロークがだんだん速くなってきて、わたしはもう目の前が真っ白になる。


「イク…」


耳元でまたあの声でそう言われた時、赤井さんのがビクッと痙攣してわたしのナカに何かを吐き出した。
そしてわたしは同時に、赤井さんの声だけでイカされた。

はぁはぁと息を整えながら、赤井さんはわたしから自身を引き抜いた。
どうやら、ゴムをつけてくれていたみたいで、まだ元気なあそこからゴムを外して無造作にゴミ箱に捨てた。


「サラ…足りない…」

「待って…わたしもう…無理…」

「後ろ向け…」

「う、うそでしょ？」

「今日は、朝までって言っただろ？」


そう言いながら、赤井さんは後ろからわたしのナカに挿入した。