【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第14章 夢見る隙間 ☆
本当は夜道を歩かせるのは心配だが、仮にもFBI捜査官だし、数分程度なら問題ないだろう。タクシーだって拾える。
そう思い、俺はそれ以上声をかけるのを辞めた。
「ねぇ、秀。…ひとつ聞いてもいい?」
「なんだ」
「あの子の、どこが好き?」
「…弱いところを俺にちゃんと見せてくれるところ」
「…そう…」
本当なら、全部 と答えたかったが、それだと答えになってない。と一蹴されそうだったので、そんな風に答えた。
ジョディは悲しそうに笑うとそれ以上何も聞かず
「じゃあ、またね。」
そう言って工藤邸の玄関から出ていった。
リビングではキャメルが呑気に寝ていて、俺は預かったライダースをキャメルの肩にかけてやると、シャワーを浴びた。
そしてサラの部屋に戻ると、深い夢の中にいるサラを抱きしめて俺も眠りについた。
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