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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第2章 嘆きのキス



一緒に暮らし始めて1週間が経った。


この1週間、毎日朝、昼、夜のご飯を沖矢さんが作ってくれて、
ご飯を食べながら少しずつ会話量も増えてきた気がする。

彼は、何もわたしの核心に触れない。
過去も、今のことも、何も聞かない。
それが単純に居心地が良かった。


「じゃあ、僕は出かけてきます」

「はーい。」

「あ、そうだ。これ」


そう言って沖矢さんがわたしに何かを握らせた。
恐る恐る自分の掌を開くと鍵があった。


「?これは?」

「この家の鍵です」

「え!でも、いいの?」

「ずっとこの家に閉じ込めておくわけにはいきませんから。」

「逃げるかもよ?わたし」

「そうしたら、すぐに追いかけて捕まえますよ」


耳元で意地悪にそう囁かれると、思わずわたしの耳がかあっと熱くなる。
その様子を見てクスクス笑いながら、沖矢さんは家を出た。


ぽつんと1人残されたわたしは、良いことを思いついた。
ご飯作って待ってよう!!!


ここ1週間、わたしは1円も払わずに生きている。
もしあの時沖矢さんと会わなかったら今頃のたれ死んでたかもしれない。
そう思うと、感謝の気持ちを伝えたくなった。

思い立ったら即行動なわたしは、
自分が持っていた現金から1枚万冊を抜き、
ポケットに突っ込むと鍵をかけて家を出た。

スマホは持ってないから、道間違えないようにしないと。
スーパーまで、道の特徴を細かくメモしながら
わたしはスーパーに到着した


「そういえば、何作ろう」


思えば今まで料理なんてしたことない。

突然不安になり、まずなにから用意すれば良いかもわからず、慌ててスーパーの中にある本コーナーで料理本を手に取り、一番最初のページに載っていハンバーグを作ることに決めた。

本と材料を買うと、鼻歌を歌いながら工藤邸へ帰った。


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