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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第82章 ひまわりの約束 ☆




秀一と結婚式を挙げ、その帰り道で結婚証明書を提出。

わたしは晴れて、赤井サラになった。


とは言え、わたしのこと苗字で呼ぶ人は実は周りに全然いない。

みんなわたしのことサラとか、サラさんとか、ファーストネームで呼ぶんだもん。


「サラ」


ほら、またサラって。


「サラ。おい」

「んー…サラじゃなくて…」


赤井さんって呼ばれたい。
赤井夫人とかもしくはMrs.Akai?

ふふ

ふふふふっ


「サラ!起きろ!」

「ふぁっ?!」


突然耳元で、しかも大声で名前を呼ばれてわたしは悲鳴を上げながら飛び起きた。

隣では秀一が心底呆れた顔をしながらこちらを見ている。


「お…おはよう」

「ようやく起きた。おはよう」

「わたし、何か寝言言ってなかった…?」

「あぁ。Mrs Akai がどうのこうのと」


さっき眠気まなこで色々と妄想していたことが、途切れ途切れ音になって口から溢れていたことに、恥ずかしさで顔が熱っていく。


「恥ずかしいからもう一回寝る!」

「はあ!?」


そんな意味不明なことを言いながらガバッと布団をかぶってまたベッドに潜るわたし。
秀一は呆れた顔を続けながらそれを剥ぎ取った。


「ダメだ」

「えー。今日はバイトもお休みだしもう少し寝たいー」

「お前と行きたいところがある」

「?どこ?
チーズケーキが食べられるカフェ?
プラネタリウム?
あ!わかった!水族館でしょ?」



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