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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第78章 彼方まで光を ⭐︎




もう、記憶を無くす前のサラには会えないのかもしれない。

それでも、俺の気持ちは変わることなくこの女を好いていて、サラもまた俺に気持ちを向けてくれた。

寂しいと思う気持ちと嬉しさ、どちらも同じぐらい込み上げて来て、俺は夢中で腰を振った。


「っあッ…も…ダメ…イキそ…」

「俺もだ…」

「手、つないで…?」


俺の首にしがみついたいたサラは、はあはあと甘い息を吐きながら俺に向かって手を伸ばした。

俺はその手を握り、腰を更に深く大きく打ちつけてスパートをかける。


ズチュッ…ぐちゅっ…


2人から溢れる水音が大きくなり、肌が合わさる音がパンパンと響いた先に、俺とサラは同時に動きを止めた。


「っ…」


項垂れるようにサラに覆い被さった俺は、サラのナカにゴム越しに精液を吐き出した。

ドクドクと脈打つ俺のモノを咥え込んだサラのナカも同じように唸っていて、同時に果てたんだと実感した。

俺はサラの髪を撫でた後、耳元で言った。


「…ジンから守ってやれなくて、すまなかった」

「…謝らないで。赤井さんのせいじゃないでしょ?」

「でも、好きだ」


先程サラが言ったのと、全く同じような言葉が無意識に出て来た。

サラはふふっと微笑んで俺の頬にキスをして、俺はそのお返しにサラの頬と唇にキスを返した。

甘く、あたたかい幸せな時間。

けれど、言えなかった。
心のどこかで、まだサラの記憶が戻ることを願ってやまないのかもしれない。

愛してる。と一言、言えなかったんだ。


Next Chapter....




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