【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第77章 枯れない花 ☆
俺の意地悪など、一瞬にして崩壊。
俺はサラの唇に自分の唇を重ねた。
「ん…ッ…」
サラは嬉しそうに微笑みながらそれを受け入れ、唇を離した後はまた俺をじっと見つめてくる。
「もういっかい」
そんな可愛いおねだりに心臓を撃ち抜かれながら、俺はまたサラにキスをした。
記憶はきっと戻る。
そう信じているけれどもし、もしもこのまま記憶が戻らないとしても
思い出は俺が覚えていればいい。
大切に箱に入れて、心にしまって、たまに取り出して眺めればいい。
またここから、時間を重ねていけばいいのだから。
やっとそう思えたんだ。
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