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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第77章 枯れない花  ☆




赤井さんと初めてひとつになった。
正確には、もう何度目かきっと数えきれないんだろうけど、今のわたしに取っては初めてだ。

赤井さんの身体を抱きしめて首裏に腕を回すと、えりあしにじんわりと汗をかいている。

あのクールで冷静な赤井さんが、必死になってわたしを求めてくれている。
その事実が嬉しくて、愛しくて、わたしも気持ちよさがより増した。


「赤井さんっ…止まって…」

「ん…?」


腰を前後に動かそうとする赤井さんを止めると、彼はわたしの髪を撫でながら頬にキスをした。


「どうした?」

「っ…イキそうなの…ちょっとでも動かれちゃうと…」

「それは出来ないな」


参ったように笑ってそう言った赤井さんは、腰を思い切り引くと、斜め上に突き上げた。


ズプッ…


「ひあっ!ぁ…っん」


あっさりと高みに連れて行かれたわたし。
ビクビクと身体を揺らして赤井さんを見ると、赤井さんはそんなわたしをセクシーな流し目で見下ろしている。


「サラ…」

「っ…ごめんなさい…」

「何を謝る?」

「だって、イッたあとって力入んなくって…
気持ちよくないでしょ…?」

「馬鹿…その逆だ」


赤井さんはわたしの脚を大きく広げ、上から乗るようにして深いところまで挿入した。


「っああっ」

「イッたあとのお前のナカ、最高だ。」


そう言うと、さっきよりも激しく腰を前に打ち出した。

ズッ…ズッ…ずぷっ…

腰が動くたびにわたしの潤った水音が響いて頭が沸騰しそうになる。

今まで、何度もこうして抱かれていたの?
そう思うと、何もかも覚えていた以前の自分に嫉妬すら覚える。

赤井さんはそんなわたしの頬を撫で、前髪を避けておでこにキスをした。

そして、じっと目の奥を覗きながら口を開く。


「サラ…」

「っ…ん?」

「また俺を好きになってくれてありがとう」

「っ…うん…」


その言葉をくれた瞬間、涙が溢れた。

ごめんね?思い出せなくて
ごめんね?あなたのこと好きだったはずなのに

何度も何度も心の中で謝ったけど、彼はわたしにありがとうをくれた。

ただ、またあなたに恋をした
それだけなのに


「赤井さん…っ…好き…」

「俺もだ。」


好きと伝え合い、唇を重ねた。

繋がったまま交わすキスは温かくて幸せで、また胸の奥が疼いた。

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