第77章 枯れない花　　☆

そして彼の舌はわたしの双丘の真ん中にあるピンと上を向いた突起を捉えた。

くちゅ…

舌で掬い取るように舐められると、わたしの身体が簡単に跳ねて甘い声が漏れた。


「んあっ…」


じゅ…ッ…チュク…


わたしが喘ぐとより一層愛撫が激しく加速して、
胸だけでイかされそうなほどだ。


「っあっ…気持ちいい…」


もうすでに頭が真っ白になる手前。
そんなわたしを見透かすかのように、赤井さんは舌で胸を攻めながら同時に太ももの間を撫でた。

その手は徐々に真ん中は真ん中へと移動し、ショーツの隙間からわたしの秘部を直接なぞる。

ちゅく…


「ひあっ…」


思わず身体を仰け反らせたわたしに、赤井さんは容赦がない。

蜜壺の入り口から愛液を掬い取ると、それを潤滑油の代わりにして陰核をこする。


「あぁぁっ…だめッ…あ…んっ」

「サラ…可愛い声、もっと聞かせてくれ」


はあ…と悩ましいため息を吐きながらそんなことを言う赤井さん。

そんな声でそんなこと言うの、ずるい…

きゅんと子宮が疼いたとき、同時に絶頂の波が押し寄せてくる。


「まって…や…そこダメっ…あ」

「イキそう？」

「っん…あ…いきそ…だからだめっ」

「止めない」


ダメなんて聞き入れてくれるはずもなく、さらに赤井さんの指の動きは加速し、わたしは呼吸もままならず喘いだ。


「やっ…ぁあっ…ンッ…あアァ」

「サラ…イクところ、見せてくれ」

「やっ…この間見たでしょ…っ」

「何度でも見たい」

「っ…ぁ…あっイク…イクッ…」


結局、あっさりと赤井さんの指でイかされたわたし。
まだナカに挿れられてすらないのに、陰核を弄られただけでこの始末。