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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第76章 それを愛と呼ぶなら ☆




きっと明日の朝にはシャンパンの香りがするベッドに生まれ変わっているだろう。
明日は寝具全て丸洗いだな…

と、サラをベッドの中に入れて髪を撫でると、眠るサラは幸せそうに少し笑って俺の手をぎゅっと握った。


この手で、してくれるはずだったんだよな…
と、思わずそんな最低なことが頭に浮かんだ俺。

一度頭に血が登ったら、もう吐き出すしかなくなるのが男の面倒なところだ。

すでに硬く上を向いている自分の欲望を握った俺は、サラの寝顔を見ながらゆっくりと上下に扱く。

あぁ。寝顔だけで抜けるなんて、末期症状だ。

自分でも呆れるほど、サラが欲しくてたまらないらしい。
失って改めて気づく尊いもの。
サラの心が欲しい。

俺の心を欲しがるサラに会いたい。

そう思いながら先程のサラとの行為を思い出し、そしてそのあと続くはずだったサラからの奉仕を思い浮かべ、俺はあっという間に白濁の液を自分の掌の中に静かに吐き出した。

何も知らずに寝息を立てるサラの頬にキスをして、洗面所へ向かう。

欲望で汚れた手を洗い、シャンパンで汚れた髪と顔を軽く洗ったあと、鏡を見上げた。


「最低だ…」


ポツリとそう呟いた後、またサラの眠るベッドに戻る。

今日は、1人でソファーで眠るのは嫌だった。
サラと一緒に眠りたかったから。


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