【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第67章 ずっと ☆
その後、2人で身体を洗い合いっこしたわたしたちは、髪を乾かした後2人で仲良くベッドルームへと戻った。
外は相変わらず大雨。
思わず赤井さんの手をぎゅっと握ったわたしに、赤井さんはベッドに入って布団の中に手招きする。
「おいで」
思わずその中に飛び込むと、赤井さんが腕枕をしながら抱きしめてくれて、おでこにキスを落とした。
「俺がいるから、大丈夫だ」
そう言いながら髪を撫でられると、変な音を立てていた心臓が、いつもの鼓動に戻っていく。
安心する自分の居場所がやっと出来たんだ…
そう思いながら、赤井さんの腕の中で彼の香りを感じて目を閉じると、幸せで包まれている感覚がする。
「ほんと…全然怖くない。
…覚えてる?前に雷の日を幸せな記憶で塗り替えてやるって最後までしてくれたの」
「覚えているが…改めて言われると恥ずかしいな」
「あの時からずっと、赤井さんがこうしていてくれるだけで、怖い記憶が幸せな思い出にアップデートされていくの。」
そう言うと、赤井さんは優しく微笑みながらわたしの頬にキスをくれた。
ちゅ…と少し長めに重なった唇が離れる時、思わず名残惜しくて今度はわたしから赤井さんの唇を奪いに行く。
「っ…ん…サラ…?」
「もう一回、したい」
「あぁ…」
チュ…
せがむわたしにもう一度ゆっくりとキスをした赤井さん。
唇を離した瞬間、わたしは彼を見つめながら言った。
「…キスだけ?」
「止まらなくなるが、いいのか?」
「いい…赤井さんでいっぱいにして…?」
そうして
赤井さんの吐息が耳にかかると、わたしの口からは甘い吐息が漏れ
赤井さんの唇が身体を這うたびに、わたしの身体の奥から甘い蜜が溢れて
赤井さんの指がその蜜を掬うと、わたしも負けじと彼の欲望を掌で握る
夢中になってお互いを愛撫して、吐息を重ねて唇を重ねて身体を重ねたとき
外で激しく鳴る雷の音は、もうわたしには聞こえなかった。
きっとこれからもずっと、雷の日はこうして赤井さんと抱き合って過ごせば大丈夫。
怖いものなんてない。
そう信じて疑わないぐらい。
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