【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第8章 恋をしたのは☆ ♪
赤井side
行為が終わったベッドの中で、サラが俺の名前を呼んだ。
「あかいさん」
「どうした?」
サラの方を見て髪を撫でながらそう聞くと、サラはじっと目を見ながら聞いてくる。
「わたしって、赤井さんの彼女だってことでいいの?」
「いいんじゃないか」
「わたし、彼氏できるのはじめてだ。」
そう言って、布団を鼻までかぶって、嬉しそうに微笑むサラ。
本当に、どこまで俺を夢中にさせるんだ。
俺は鼻まで被っているサラの布団を少し下に下げ、唇を重ねると、サラは嬉しそうに目を閉じた。
「あのね、わたしバイト探そうと思うの。」
「何だ。何か欲しいものでもあるのか?」
正直、金には全く困っていないし、なんならサラ1人ぐらい養えるだけの余力はある。
だから、俺の目の届かないところで何かされる方が心配だった。
「ううん。でも、このままただ赤井さんに頼って生活するんじゃなくて、わたしもちゃんと自活しないと。」
「どうしてもしたいのか?」
「したい。けど、週に数日、お昼のバイトにするから。」
お願い。と言う目でじっと見られると根負けしてしまう。
「…仕方ないな。ただ、少しでも危険な目にあったら辞めさせるからな」
「赤井さんって、意外と過保護だよね」
「お前が悪い」
ぐしゃぐしゃっとサラの頭を少し乱暴になでると、
サラはきゃっきゃと笑いながらそれを静止した。
「あ!待って。欲しいものあった!」
「なんだ?」
「戸籍♡と身分証明書♡ FBIなら何とかならない?」
こいつ、俺がその上目遣いに弱いと言うことを読んでワザとやってるな…
「ジェイムズに聞いておく」
「ありがとう!赤井さん、大好き」
そう言いながら、俺の腕にしがみついたまま、サラはコロっと眠りに落ちた。
こいつには、一生敵わない気がする。
__
next chapter...