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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第64章 満月の夜なら ☆




「珍しいな。ボウヤ俺に電話をかけてくるなんて…」


その一言を聞いて、その場にいたわたし、有希子さん、優作さんは揃って赤井さんの方を見た。


今日は有希子さんに誘われて、工藤邸でティータイムを楽しむことになっていたわたしたち。

有希子さんが焼いてくれた美味しそうなスコーンに、いい香りがする紅茶。

なんて優雅なティータイム…と、思っていたわたしは、コナンくんから電話だと聞いて嫌な予感がした。


「え?秀吉が行方不明?
殺人事件に関わった後でか?」


電話口のコナンくんの話を聞いた赤井さんから出たその返事に、わたしは思わず目を見開いた。

秀吉さんが行方不明…?大丈夫なのそれ…?!

ティータイムどころではなさそうなその事件。
赤井さんもさすがに実の弟が行方不明だと聞いて、すぐに手帳とペンを取り出して詳細を尋ねた。


「とにかくその事件の詳細を…」

「その話、スピーカーホンにして私にも聞かせてくれないか…
暇で暇で」

「今なら世界屈指の推理マニアを存分にご利用できますよー!」


優作さんと有希子さんも加わり、お茶会を開催するはずだった工藤邸のリビングは、捜査会議室に一瞬で様変わりしたのだった。






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