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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第58章 Shape of you ☆




「…抱きしめてごまかそうとしてる」

「してない。
何度も言っただろ?俺はお前以外興味がない」


即許したいのに、許したくない天邪鬼な自分もいて、むーーと口を膨らませていると、痺れを切らした赤井さんはわたしの唇を奪った。

そして、食べるようなキスをする。


「んっ…ぁ…かいさ…」

「っ…ほら、お前にキスしただけでこれだ」


そう言って赤井さんは、硬く大きくなった自身の上にわたしの手を重ねた。


「…キスしただけ…」

「いい加減にわかってくれよ。
俺がお前をどんなに好きか、知らないだろ」


わたしの方が、絶対赤井さんのこと好きだ。
じっと目を見て、そんな甘いことを言われただけでズクンと身体の芯から想いが溢れるんだもん。


「…わかった。ごめんね?疑って…」

「あぁ。」

「じゃあ、これ、観てもいい?」

「……は??」


さっきまで敵対視していたそもAVのパッケージを手に取りながらそんなことを言うわたしを見て、さっきよりもより目を丸くして、より素の反応で赤井さんの「は?」が飛び出した。

そんな赤井さんをよそに、わたしは初めて手に取るそれに俄然興味津々だ。


「わたし、AVって実は今まで見たことないの!!
どんなのか興味あるから観たい!!
一緒に観よ?」

「…サラ?分かっていると思うがこれはアクション映画じゃないんだぞ?」

「そんなの分かってるよ!1人で見るの恥ずかしいもん!」


あははと笑いながらそう言うわたしを見て赤井さんはどうしたものかと頭を抱えている。


「……」

「それに、赤井さんはこれ観ても何も感じないんでしょ?」

「……あぁ。そうだが??」

「じゃあ一緒に見ても大丈夫でしょ?」

「…あぁ。そうだな」


ほとんど誘導尋問のような形で赤井さんの了承を勝ち取ったわたしは、意気揚々とキャメルさんが見繕ったDVDをプレイヤーにセットして、赤井さんの腕を抱きながらソファーに座った。


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