【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第57章 クリスマスソングの続き ☆
気付けば時間は夜21時を過ぎていた。
クリスマスのご馳走を平らげたわたしは、大満足でキングサイズのダブルベッドの上に寝転がった。
「大満足ー!ベッドふかふかぁ…」
「食ってすぐ寝ると太るぞ」
「んー。もうこのまま眠れそう…」
満腹になってすぐに寝ようとするわたしはこのままだとおデブまっしぐらだ。
そんなわたしに、赤井さんはやれやれと呆れつつも、手招きしながら言う。
「ほら、テラスにあるジャグジーに入ろう。」
「ジャグジー!入る!!」
単純すぎるわたしは、豪華すぎるこの部屋のジャグジーにあっさりと釣られてベッドを飛び起きた。
そうだよ!こんな豪華な部屋に泊まれるなんてきっともうこの先無い!
と思い直したわたしは、即座にバルコニー横のジャグジーのスイッチを押した。
「ふ…速いな」
あまりのわたしのスピードに、赤井さんは再び優しく笑ってわたしを見た。
しばらくしてお湯が張ると、いつもの通り赤井さんより先に湯船に浸かって待っていたいわたしは、脱衣所で服を脱ぐとタオルを巻いてバルコニーに出た。
「さむっ!!」
12月下旬の気温は流石に寒くて、わたしは小走りにジャグジーに向かい、巻いていたタオルを端のベンチに置くと、ドボンとお湯の中にダイブした。
「あーあったかーい!」
露天風呂ならぬ露天ジャグジーにほぁあ…と身体が癒されていく気がした。