第53章 ここでキスして　☆

赤井さんも、わたしのアソコを責める手を緩めない。

どうしよう。
さっきイかされたばかりなのに、もう…

媚薬の効能なのか、今日のわたしは感じすぎだ。
溢れる蜜もいつもより多い気がする。
そして、絶頂が来る波もいつもより早い。


「あっ…や…待って赤井さん…
ダメッ…で、ちゃ…」


そう言って身を捩らせた瞬間、わたしのアソコから噴き出た潮が赤井さんの胸元を濡らした。


プシュッ…


「あぁあっ」


ピシャピシャと勢いよく吐き出すそれは、止まることを知らない。
そんな様子を見て、赤井さんが意地悪に笑いながら言った。


「サラ…止まらないな。
栓をしようか」


その言葉のすぐあと、赤井さんが身体を起こし、上に乗せていたわたしをいつの間にかベッドに仰向けに寝かせ、まだ小さく吹いているソコに自身の猛った欲望を貫いた。


ズズズズッ


「アアァァッ」


挿れられただけで大きく痙攣したわたしの身体は、もう右も左も分からない。



気持ちいい。ただそれだけがかろうじてわかる。


「あっ…かいさ…
おっきくて、きもちいいよぉっ」

「俺の、好きだよな。お前」

「ん…っすき…
赤井さんの、だいすき…っぁ」


もういやらしいことだって、平気で言えてしまう。

赤井さんに嫌われちゃう。なんて羞恥心すら働かず、快感を追い求める獣みたいだ。


「赤井さ…っ
も…だめ…いかせて？」

「俺も、もう限界だ。
出すぞ…」


その言葉と同時に赤井さんが腰を奥の奥まで突き上げ、わたしのナカに白濁の液を吐き出した。
そしてわたしも同時に絶頂を迎え、くて…とその場に身体が倒れた。


「あ…ぁ…っ」

「サラ…」


赤井さんは珍しく余裕なさそうにわたしの名前を呼んだ後、ゆっくりと唇と頬、おでこにキスをした。


「悪い…ちょっと、やり過ぎた」

「ん…だいじょぶ…」

「好きだ。サラ…
好きだから、止まらなかった」


はぁ…と悩ましげな顔でため息を吐いた赤井さん。
そのまま赤井さんの腕の中で、わたしは気絶するように眠りに落ちていった。