第52章 Getaway Car 　☆

「サラ…っ…だめだ…お前、エロすぎる」

「えっ…ぁっ…あかいさんがやれって…っあ」

「サラ…好きだ……」

「あっ…わ、たしも…好き…」

「っ…サラ…サラ…」


サラの名前を呼びながら、俺は夢中で扱いた。
そして、俺から白濁の液が勢いよく飛び出した。


はあっ…ハァッ…



興奮で昂った呼吸を必死で整えていると、受話器の向こうのサラが可愛い声で言う。


「…いっちゃった…」


ずぎゅん…と胸が撃ち抜かれた感覚がして、俺はサラの声が聞こえる受話器に頬擦りをしてしまう。


「…気持ち良かったか？」

「ん…でも、やっぱり赤井さんにされるのが一番だね…」


はあ…とため息を付きながらサラは続けた。


「会いたいよ…赤井さん」

「俺も…」


まだ1日しか経っていないのに、お互い辛抱が足りないな…

この共依存関係に自ら少し呆れながら、俺はサラに言った。


「サラ。
ストレートで免許とって、早く帰ってこいよ。
そしたら、今度はちゃんと俺が抱くから」

「ん…りょうかい」


果てた後の浅い息を吐きながら、サラの可愛い声が耳に響いていた。