【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第49章 bluebird ☆
「どこのどいつってわかんないよ…
全員知らない人だったし!」
「ホォー。知らない男に身体を触られたのか」
「ちょ、ちょっと肩を抱かれたりしただけだよ!」
「肩を抱かれただと…?!」
もう赤井さんが怒るのは不可避みたいだ。
さっきよりも鬼の形相に近づいている赤井さんはわたしの両頬を指でむにゅ。と寄せながら睨む。
「あ、あかいしゃ?」
「お前はもうしばらく外出禁止だ」
「ふぇ?!」
「俺以外の奴がお前の肩を抱くなど言語道断。
あり得ない。」
赤井さんの目は全く笑っていない。
ジンとの関係の話をしたときよりも数倍ブチギレている目をしている。
さすがのわたしでも分かった。
赤井さんは今ものすごく…
「あ、赤井しゃ…おこってる?」
「怒っているに決まっているだろう!!!!
この馬鹿!!!!
反省しろ!!!」
海中に響き渡るほどの大声で初めて赤井さんに叱られたわたし。
結局この日からしばらく、赤井さんの機嫌は悪いままでわたしは1ヶ月間ひたすらに赤井さんのご機嫌取りを頑張る羽目になった。
それはもう、ポアロのバイトより頑張りました。
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