第49章 bluebird　☆

大好きで可愛くて大切なサラの口を塞ぎながら、わざと意地悪なことを言って最奥を突いていると、ものすごい背徳感を感じる。

しかも外だ。
外でサラを裸にして、犯してるこの状況で、俺はあっさり逝きそうになる。


「ふ…っぅ…うー！」


気付くと俺の掌でサラが何か言いたげに声を発した。


「ん…？」


ゆっくり手を剥がしてやると、サラは消えそうな声で言った。


「…ナカに…ちょうだい…」

「サラ…」

「欲しい…赤井さんの…注いで…」

「っ…お前…」


はぁはぁと虚ろな目でそんなことを言われ、俺の欲望の堤防はあっさりと崩壊。

何度かピストンをしたあと、呆気なくサラのナカに自分の精子を吐き出した。

くて…と力が入らなくなったサラの身体を、後ろから支えるみたいにして抱きしめた。


「…赤井さん…」

「ん？」

「海の思い出、できたね…」


俺の回した腕をぎゅっと掴みながら、サラはそう言った。


「…サラ…可愛い。
俺のサラだ…。
今日、お前を見る男達の目、全部潰してやろうとすら思った」


「潰…それは…やめてね…？」


重すぎる俺の愛に、若干慄くサラ。


「頼むから、俺にそんなことさせないでくれよ…今度からあんな格好させられたら、即辞めさせるからな？」

「はい…」


素直に首を縦に振るサラの唇をキスで奪って、俺はゆっくりサラのナカから自身を引き抜いた。