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想い人

第11章 捧げる


「油断してすいません」
「いや、俺ももう一体の鬼の気配に気づけなくて悪かった」

今度こそ灰になる鬼を見ながら私たちは刀を鞘に仕舞う

「怪我はねぇか」
「大丈夫です」
「そうか」

私達の鴉がお館様の元に報告に行く

私たちの足は自然と不死川邸へと向かっていた

「帰らなくて大丈夫なのか」
「今日しのぶも任務に出ているんです」

ということは朝に帰れば問題ない
そう言いたかった

「悪いやつだな」

不死川さんは笑った

「もっと一緒にいたいと思ったんです」
「おまっ、恥ずかしいこと言ってんなよ」
「恥ずかしいですか?」
「〜!どうなっても知らねぇぞぉ」

不死川さんは私の腕を引っ張って屋敷の中に入って行った


不死川さんの寝室に連れてこられ、彼は乱暴に布団を取り出した

「待って!汚れてるから...んぅ」

私の静止を聞かずに口付けをしてくる

クチュと舌の交ざり合う音が聞こえる
私は不死川さんの開いた服を握った
不死川さんは上着を脱ぎ捨て私を抱き上げた
そして布団に優しく寝かせてくれる

「いいんだな」
「ぅん」

その返事を聞いて不死川さんの唇が私の首へと沈む
最初はこそばゆいという感覚だったのがだんだんと気持ちよくなってくる

「んぅ、ぁっ」

首への刺激を与えながら私の隊服のボタンを一つずつ外して行く
晒しで巻いた胸を解き露わになる

「あッ、やだッ...」
「今更だろ」
「やっぱりあの時見てたんですね!?」
「悪りぃな」

あの温泉事件の時やはり不死川さんは私の身体を見ていたようだ
急に恥ずかしくなる

「今からもっと恥ずかしいことするんだぜぇ」
「やっ、やだぁ」
「今更嫌とは言わせねぇよ」

そう言って私の右胸を優しく触る
ゴツゴツとした手は柔らかい胸に沈み形を変えた
先端を軽く摘むと身体が跳ねる
それによくした不死川さんは先端を舌で転がす

「ァッんぅう、ん」
「声、聞かせろよ」

声が出るのを我慢していると「今日は邪魔者はこねぇよ」と耳元で囁く 
私の隊服のベルトを外しズボンを脱がせる
生まれたままの姿になった私の両手首を彼の手で抑えられる

「ゃだ!恥ずかしぃっ」
「綺麗だぜ」

身体には何箇所か傷が残っている
その傷跡に一つ一つ唇を落とす
身体の至る所に口付けされむずむずとしてくる




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