第7章 灯火
悟の部屋の扉を開けてから我に返った。
そうだ、部屋片付けてない。
朝まで抱いてた悟の服が無造作にベッドに広げられたまま。
「朝も思ったけど、そんなに僕のこと好きなワケ〜?」
「っ、悪い!?落ち着くの!」
「かーわい、じゃあ真白のだぁい好きな僕の匂いに囲まれてシよっか」
「へ?ちょ、今日はシないよ?夜遅いもん」
「何日シてないと思ってんの、もう無理。限界」
気が付いたらベッドに横になっていた。
いつの間に運ばれたのか全然分からなかった。
こういう小さなところで実力の差を痛感するんだ。
「他のこと考えてるなんて余裕だねぇ。僕は真白のことしか考えてないのに」
目にも止まらぬ早業で私の衣服を全て剥ぎ取ると、ポイッとベッドの下に投げた。
一切服の乱れがない悟に対して、私は何も纏っていない状態。
一気に恥ずかしさが込み上げる。
「ダメ、隠すなよ。ほらこれ持ってて」
雑に身体の上に落とされたのは悟の服。
私がずっと抱いていたもの。
それらを胸に抱えれば濃く香る悟の匂いに、下腹部がキュンと疼く。
「はっ、興奮してんの〜?エロイ顔になってるよ」
「……悟の匂い好きだもん、しょうがないじゃん」
「あんま煽んなよ」
ガバッと大きく開かされた脚。
普段外気に晒されることのない蕾が空気に触れ、スースーする。
注がれる熱い視線を感じ、恥ずかしさに脚を閉じようと力を込めたのに、ビクともしない。
無抵抗に視線で犯される。
「脚閉じないでね」
「ンンッ、や、悟!恥ずかしい!」
「だーめ。いつも舐めさせてくれないじゃん」
「やだ、恥ずかしいの、お願い」
「恥ずかしいなら僕の服の匂いでも嗅いでて」
ギュッと固く目を瞑り、悟の服に顔を埋める。
ピチュピチュと悟の舐める音と、私の小さな声が漏れる室内。
目を瞑っている分、敏感になっているかもしれない。
「ん……ぁ……ん、ん……」
小さな蕾に舌を這わせ、舌先で舐め上げる。
優しく尖らせた舌で舐められれば腰が淫らに揺れる。
「ぷっくりして来た。気持ちい?」
「ン、きもち……ぃ」
フーッと息を吹きかけられれば、敏感になった蕾はそれだけでも反応を示す。
蜜が中から溢れるのが分かる。
ジワジワと押し寄せる快感の波に羞恥心が少し薄れていく。
もっとして欲しい。