第1章 もう1人の最強

｢凄い締め付け……そんなに欲しかった？コレ｣
｢ん、っんん、ふ……｣
｢……我慢されると虐めたくなっちゃうね。
本気で鳴かせるから、耐えてね｣
｢ふぁっ、あ、まっ、さと、あぅっ｣



抱き上げられ、奥へ奥へと進もうとする悟。



｢可愛い……エッチな音いっぱいするの、聞こえる？｣
｢やぁっ、だって、いつもより、ふか、あっ｣
｢そんなにデカイ声出したら聞こえるだろ｣
｢んんんっ、んっ、ふっ｣



ゴリッと悟が子宮口を掠める。
快感で下に下がって来た子宮口は悟の大きなモノで簡単に触れられる位置にある。
頭が真っ白になるような快感に思わず自分の左手を噛んだ。
こうでもしないと声が抑えられない。
ユサユサと揺れる悟は、そんな私なんてお構い無しで的確に弱いところを突いていく。



｢はっ……そんな締めたら出る｣
｢ん、出して？悟の頂戴｣
｢どこでそんな言葉覚えて来たんだか。
お望み通り出してやるから、ちゃんと受け取れよ｣
｢っあぁｯｯ｣



最奥へ突き上げられ、そこからじんわりと温かさが伝わる。



｢出しちゃった｣
｢出しちゃった、じゃないわよ！もう！｣
｢心配しなくても責任とるよ。
真白の赤ちゃんなら可愛いに決まってるしね〜｣



乱れた服を整えていると、ナカからドロリと液体が溢れる感覚がした。
……最悪。
この気持ち悪い感じのまま歩かないといけないの。
当の悟はスッキリした顔してるし。



｢ねぇ、悟｣
｢んー？｣
｢本当に私で良かったの？｣
｢……急に何言い出すの｣
｢なんでもない、ただの寝言｣
｢寝てる人間は歩かないだろ｣
｢そうだね｣



今でもずっと考えてしまう。
私に、悟の隣は相応しくない。
きっと責任感で付き合っているだけ。
だからあまり悟に惚れたくない、依存したくない。
ズブズブと沼にハマってしまったら抜け出せる気がしないから。