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【呪術廻戦】溺愛君主は甘やかしたい

第8章 過保護じゃなくて溺愛ね


伊地知くんに無理を言って、なんとか私のスケジュールを嘘のもので提出して貰っている。
その代わりに悟や七海が私の任務をこなしている訳だが。
当然私の名前の報告書が上がって来なければ上も不思議に思うだろう。
報告書や提出書類の名前だけ私の名前にし、実績を誤魔化す。



「たっだいまー!って真白、なんで起きてるの?」
「あ、悟おかえりなさい」
「寝てないとダメでしょ?」
「あんまり寝てばかりでも身体に良くないと思うの。
無理しない程度でやってるから大丈夫」
「本当?」
「うん、ほんと」
「なら良いけど」



第一声は明るかったのに、その後に明らかに声のトーンが落ちた悟。
心配してくれるのは嬉しいけど、ちょっと過剰かも。
それとなく伝えてみると一応は納得してくれたらしく、頭を撫でてくれた。



「今日帰り早かったね」
「僕最強だから。チャチャッと祓って来たの。
真白に早く会いたくて」



抱き締められ、首筋辺りの匂いをスンスンと嗅がれる。
擽ったいし何より恥ずかしい。
お風呂は少し前に入ったけど、それでもなんか気になる!



「真白の匂い落ち着く……」




はぁ……と深い溜め息を吐かれてしまったら何も言い返せない。
私の分の仕事もこなしてくれてるのだから、毎日相当な激務だろう。
それでも愚痴を零さず、私とお腹の子の為に一生懸命働いてくれている。



「悟、お風呂は?」
「あとで入る。もうちょっとこうさせて」



ベッドに移動しても私を後ろから抱き締めたまま動かない。
悟の匂いがいつもより濃くてちょっとドキドキする。
普段は割と早めにシャワーを浴びるから、汗の匂いを嗅ぐことは珍しい。



「……真白ごめん。ちょっとだけ」
「んっ、悟?」



服の上から悟の手が入り込んで、私の胸を撫でる。
少し張ったそれはいつもより若干大きいだろう。
優しく感触を確かめるように揉む。
いやらしさのある触り方じゃなくて本当に柔らかさを堪能する為だけのような動き。
そんな優しい動きでも、身体は勝手にその先を期待してしまう。
触らなくても分かる。
突起はピンと上を向き、悟に触られるのを今か今かと待ちわびている。
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