第11章 ○○しないと出れない部屋(宗さに)※R18裏
人気ないの林に不釣り合いな建物…この中に審神者が居ると確信へと変わる。
ドアノブに手をかけて扉を開けて、部屋に居る審神者の元へと駆け寄ると
『宗三…心配かけた? ごめんね』
「だからこうして迎えに来たんですよ…
どうして戻って来ないのか、訳は戻ってから聞きますね」
『それは扉が開かなかったんだよ…
でも宗三は入って来れたんだよね?おかしいな…』
「何言ってるんですか、早く出ますよ…」
審神者の手を握り、宗三は入ってきた扉の前に向かうと押しても引いても開かなくなっていた。
不安そうに様子を伺う審神者。
『やっぱり開かないよね…なんでかな…?』
扉の前で悪戦苦闘して居ると…扉から文字が浮かんで来た。
"普段しないSEXをしないと出れない部屋"
「これ……ふざけてます??」
『あたし、一人の時はこんな文字出てきてないし…どうしよう』
「とりあえず中の部屋に戻りますか…」
普段しないSEXとはどういう基準か分からない…。
恋仲になっても見られるのが恥ずかしいからという理由で電気も付けさせて貰えずに、宗三は夜目のおかげでなんとか繋がってるのがいつもの事なのだ。
動揺を隠せない審神者は落ち着こうと冷蔵庫に入ってるペットボトルに入ったお水を取りだし飲み始めると…
身体が熱くなりその場で座り込む。
「どうしたんですか…??」
『宗三…《ぎゅって抱きしめて…》』
「えっ?? 今なんて言いました…」
『…なんでもない 《言える訳ないし、あたしからするもん》』
審神者が宗三に抱きついて宗三の胸板に自分の頬を擦り付ける姿が…絶対に恥ずかしがる筈なのだが…
「……これはどういう事なんでしょうか?」
《宗三と…エッチしたいな…》
「……今何か言いました?」
首を振る審神者に先ほどから思ってた疑問が次々浮かぶ。
長時間…この部屋に居たから?だが、助けに来るまで扉を開けて出て行く前には普通だった…。
そうするとたった一つ審神者が飲んだお水を手に取り見てみると
小さな文字で"即効の媚薬入りウォーター"と書かれてあり
※注意書き※
媚薬の効果
・感じやすくなる
・飲んだ者の"心の声"を近くの者に本人の意志とは関係なく伝わる