第10章 ○○しないと出れない部屋・後編(薬さに)※R18裏
「大将……今日1日、他の刀剣男士と会うの禁止な?」
『へぇ? 何で??』
「言わなくても分かるだろう… めちゃくちゃ"女の顔"になってる…見られたくない」
審神者は意味が分かった瞬間、顔を赤らめていく。
『っ!? 会えませんよ、一日私の側に居てね…薬研くん』
「……一日中……いやっ、この先ずっと側に居れる方法があるが…取り消しは効かないからな?」
『えっ?? あの…ずっと一緒に居たいなって我儘かな…?って思ってたから……うん、薬研くんの側に居させてくれる?』
「あぁ、一緒に居ような…大将 続きしてもいいか?」
『……うん、いいよ』
「……したい事させてもらうな」
白衣を脱ぎ捨てネクタイを片手で外す姿に目を奪われてる間に審神者の着衣に手をかける薬研。
『…薬研くん、その脱ぎ方は駄目… 好きになっちゃう……』
「分かっててやった…まずは大将にさっき以上に気持ち良くなってもらうな?」
審神者の身体をベットに沈めて、その上に薬研は跨がり…口づけをしながら審神者の胸を揉むと審神者の口からは吐息が漏れる…
***
優しい情事が終わり…身仕度を整えてこの部屋を出ようと審神者からシャワーを浴びて、次に薬研へと代わる。
シャワー音が聞こえてきて、先程交わした情事を思い出して…妙な恥ずかしさを覚えた審神者は喉を潤そうと冷蔵庫に手をかけて、500mlのペットボトルの水に手をかけて半分ぐらいまで飲み干したところで、身体が熱くなり止められない。
(………なに、これ? 身体、アツい…)
その場でしゃがみこみ動けなく審神者。
シャワーを浴び終わった薬研が審神者の様子を見に行くと、顔を伏せてた審神者が居て慌てて薬研は審神者に近づき声をかける…
「準備は出来たか? って…大将どうしたんだ??」
『薬研くん…、…し、たッ…い…』
審神者から突然の口づけを受けて動揺する薬研に動じずに迫っていく審神者。
顔を赤らめながら目を潤ませて求めてくる姿に違和感を覚えた薬研は周りを見渡し、飲みかけのペットボトルの水を発見した。