第6章 かくれんぼ・前編(薬さに)※R18裏
「…なんでこんなところに居るんだ…?」
『………かくれんぼ、してたの』
「誰か来るとは思わなかったのか?」
『…個室のトイレだから大丈夫だと思って…』
「今ならまだ間に合うから出ような…」
個室トイレの鍵を開けて二人で出ようとすると…。
『…えっ? 嘘…誰か来たかもどうしよう…』
人の気配を感じて口を紡ぐが遅かった。
段々と近づいてくる足音がする。
この場を切り抜ける方法を考えるがパニックを起こしてるので方法も思い付かない香澄に薬研が行動に移す。
便座の蓋を閉めて香澄を座らせて、三つ編みをほどいて髪をくしゃくしゃにする。
ボウタイリボンを取り香澄の手首に巻き付けて縛り、ブラウスのボタンを胸が見えないぎりぎりのところまでブラジャーの前ホックを外された。
いきなりの事で何をされてるのか問い騒ぐ香澄に深い口付けで唇を塞ぐ。
『ちょっとやげんっ!? まっ て やっあ…
――んっ… ん… んっ んっ!!』
男子トイレの扉が開いて、そこに姿を見せたのは秋田だった。
薬研は口付けを終えて、香澄の顔を自分の胸で隠しながら振り返り…
「俺の彼女…"我慢出来ない"ってさ…
今取り込み中で悪いな…?」
「やや、やげん兄さん!? 僕…如月さんを探してて しっ 失礼しましたぁあぁ!!」
その場を慌てて立ち去る秋田を見送る。
『……はぁ ハァ…あッ、や げん…??』
「そんな目で…こんな姿されたら我慢出来ないぜ…場所変えるか?」
『こんな格好…誰にも 見られたくないよ…
薬研以外…』
薬研は着ていた学ランを香澄の身体に掛けて抱き上げる。
行き先は一番近くにある保健室で…。
ベッドにそのまま寝かされ押し倒される。
学ランを剥ぎ取り…ブラジャーが肩紐だけでなんとか支えられてる…
ブラウスの上から突起してるのが分かり…口の中へと含ませると甘い声と胸の部分だけブラウスが濡れて透けて行く…。
「香澄…絶景だな…」
…後編へ続きます…