第21章 落ち込む貴方の笑顔がみたい(宗さに)
貴方が黙り塞ぎ込むという事は"何か"あったんでしょうね…。
頑張ってる証拠なんですけど、溜め込みすぎですよ…。
そういう時にはこれが効くと思うので、勝手にさせてもらいますよ。
いつも早起きをする貴方より早めに起きて、買い出しして貰いたいものをメモに取った。
まだ気持ち良さそうに寝息を立てる貴方を起こしたくない、このまま寝かせてあげたい気持ちもする。
それでは気分転換になるよう叩き起こす…
「起きて下さい」
『……あと5分、ねかせて…』
「そういって二度寝するので駄目ですよ」
『……ふぁっ、ん??そーざ』
「おはようございます、ちょっとだけ買い物に行って来てくれませんか??」
『……まだ9時なのに、いっぱい寝たかった…』
「家事は一通り僕がやりますし…帰ってきてからお昼寝していいですから」
『分かった!!そーざのご飯美味しくて好きなの、お酒も買ってきていい??』
「いいですよ、呑み相手が欲しいなら付き合いますし…とりあえず行って来て下さい」
『そーざの分も買ってくるよ、いってきます!』
はぁ…やっと行きましたね。
この服の散らかり方は貴方らしいというか…でも手が付けれないぐらい疲れてるサインなんでしょうね…。
香澄の姿を見送ると服を集めながら洗濯機に入れて、食事の準備をする為にキッチンへ向かう。
お酒に合うもの……あんまり呑ませすぎると身体によくないですよね。
野菜を中心に作りたいところです。