第1章 櫻葉(A×S)
相「あっ、ちょ、翔ちゃん?どうしたの?急に恥ずかしくなっちゃった(笑)?」
雅紀特有のアヒャアヒャした笑い声で俺に問いかける。でもその声はバカにしたような笑い声じゃなくて小さな子供に問いかけるような優しい声色だった
俺はちょっと雅紀の顔が見たくなって布団からちょっとだけ顔を出した
相「え、何それめっちゃ可愛い…」
翔「えっ、あっちょっ…」
俺は呆気なく体に巻き付けていた布団を剥ぎ取られて雅紀の腕の中にすっぽり埋められた
相「あー、翔ちゃんのにおいだ…俺、翔ちゃんのにおい大好きなんだよね…」
翔「…………においだけ…?」
俺はちょっと拗ねた声色で雅紀に問いかけた
相「そんなの…においも声も、いつも頭いいのに時々天然になっちゃったりしてちょっと抜けてるところも不器用なところも料理下手すぎるところも難しいことかっこよくキメちゃうところも…かわいい喘ぎ声もキレイな肌も敏感な乳首もえっちなお尻も。翔ちゃんのぜーんぶ大好きだよ」
翔「バカ……/////」
俺は雅紀の胸の中で顔を真っ赤にして"バカ"の2文字を喉からひねり出した
相「バカって…ひどいなぁー。翔ちゃんは俺の事好きじゃない…?」
翔「す、すきに決まってるだろっ!」
相「ふふっ…ありがと…やっぱ翔ちゃん可愛いね」
なんか雅紀に遊ばれてる感じがして、ムカついたからちょっと頭突きをかました。
[完]