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あの日その時

第1章 はじまりのはじまり


私は普通の人には見えないものが見える。
それは多分幽霊などの類であろう。
だが某アニメのように生易しいものでは無い。


『そう、なんか、、すっごいグロいんだよね( ˙-˙ )』


うちは代々霊感の強い家系だ、お母さんは私より遥かに霊感が強いのだ。だが、霊感があるだけで祓うことなど到底てきず、いつも見て見ぬふりをしてやり過ごしている。


『あーあ、いっそ祓えるようになったらこんなに怖い思いせんでいいんやけどなぁ。』

“ジィ--------”

『っ!(だからいきなり現れて正面からがん見されるのが1番無理っ!)』

?「おはよー、〜!」

『おーおはよ〜愛菜、朝から元気やねえw(いや、マジで助かった:( ;´꒳`;))』

愛菜「おっはおっは!相変わらず発言がババくさいね!w」

『まって、それは余計なお世話では?!w』


こんなことが私にとってはなんてことない日常である。
霊に怯えることは私にとっていつもの事で、後ろから声をかけられることもあるから死ぬほど怖い。

私には霊が見えだした原因がある。
小さな頃、私は布団に入り怖くて必死に寝ようと布団を被っていた。それは丑三つ時当たりだったと思う、いきなり壁から白い服を着たおばあさんらしきものが現れ、ジィ-と私を見ていた。私は怖くなり、布団を頭まで被ったのだが老婆は消えずにわたしの瞼の裏に居続けた。気付くと私は寝ており、朝になっていた。その時から私は人ならざるものが見えるようになったことを今あったことのように覚えている。


愛菜「またぼーっとしてる、大丈夫?」

『あぁ、ごめんごめんwちょっと考え事をね〜』

愛菜「どうせ今日のお弁当の中身なんだろ〜とかそんなことでしょ?w」

『なんでわかったの?!w』

愛菜「お見通しよ!w」

『「ふふ、あははははっ!w」』


こうしていつものように友達とふざけ合うのが日課である。
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