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【呪術廻戦】真人 *R18

第1章 1





ガタンッ


その時、近くにあったゴミ溜めから野良猫らしき物音が。

呪霊がその方向に少し目をやった隙を付いて、
私は腕を振り払い咄嗟に駆け出した。





「おっと」





戦え!せめて、時間稼ぎを…!

出来るだけの呪力を使い、追ってくる呪霊に攻撃する。




この間隔ならまだ追い付かれないはず、





と思った次の瞬間


ツギハギの腕がこちらに伸びた。


腕をのばせるの!?


その長く伸びた触手のような腕は、
私の胴をぐるぐると縛り、高く持ち上げる。





「捕まえた♡」





「…殺して……」


「なんでいきなり殺すの〜まぁ…返答次第では殺しちゃうかもだけど。」


「返答次第?」


「そう……。キミ、学校のセキュリティわかる?」


「……」





天元様のことだ…なぜ呪霊が知っている?




「知っていたとしても教えると思う?」



「だよねー。残念。」




「早く殺せばいいでしょ。」




怖い。
でも、腹を括った。


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