【ツイステ】エース デュース *R18 3P 本番なし
第1章 1
※監督生呼びです。
夜
オンボロ寮
グリムも先に眠ったしそろそろ私も、と思っていたところ。
ゴンゴンゴン!
こんな時間に誰が。
恐る恐るドアに近づいてみると。
ゴンゴンゴン!
「かんとくせ〜!!まだ起きてるよね〜!開けてくんない〜!」
エースだった。
ガチャ
「はぁ、よかった! 悪い!実はさ〜…」
またハートの女王の法律…いや、ローズハート寮長の機嫌を損ねて寮から追い出されてしまったらしい。
あの一件から緩くはなったものの、良しとしないことは相変わらず良しとしない人なのだそうで、今日はエースが寮長の超えてはならないラインを超えてしまって怒りの鉄槌が下ったそうだ。
でも魔法を封じられてないだけまだマシだとは思う…。
「……ってことで泊めてくんね…!」
「はぁ……もうしょうがないね……いいよ。」
「よっしゃ!ありがと!」
「また前みたいに談話室で寝るんだよー?」
「はいはいわかってますって!」
「はぁ…、いい感じに眠くなってたのにエースのせいで目が覚めちゃったよもう…。」
「じゃあさ、眠くなるまでちょっと喋ろよ。」
そういうことで私とエースは談話室のソファに並んで腰をかけた。
「〜〜それでさ〜」
「ふふ、それはエースが悪いよー。」
相変わらず厳しい寮長の話とか、授業の課題の話とか
を一通り話して、少し会話が落ち着いた。
「……」
「……」
暖炉がぱちぱちと燃える音だけが部屋に響き渡っている。
眠くなるようにと、エースが気を使ってくれたから部屋の明かりは元々消してあって、暖炉の穏やかな火だけが私とエースを照らしている。
そのせいで。というかそれが逆に、会話がなくなると気まずい空気をつくってしまった。
「あ…の、そろそろ寝るね。」
私が立ち上がって行こうとした瞬間
「…ちょっとまってよ。」
腕を掴まれてバランスを崩した