第1章 1
夜
眠ろうと、ベッドに入ろうとした時
「……またか。」
連日の猛練習で体が疲労しているからだろうか、自身のモノが熱を持って主張していることに気がついた。
落ち着かないし、さすがにこのまま寝るという訳には
いかない。仕方なく俺は下着を下ろし、ベッドに腰掛ける。
俺は普段、あまりこういうことに興味がある訳では無いから、ただの生理現象として処理をしているにすぎない。特になにか、そういったものを見たりすることもない。1度、前に部活の仲間に唆されて見たことがあるくらいで、自分が好んで見ることはない。
だが最近、気づいたことがある。
こうして、自身のものを摩っている時、無意識に、🌸の顔が頭にチラついてしまって仕方がないのだ。
最初は学校での🌸の姿を思い出すだけだったのに、次第に、もし🌸がこうして俺のモノに触れてくれたら……と考えてしまっていた。
本人には悪いと思ってるしやめた方がいいとも思っているが、やめられない。
今までただの生理現象として処理していただけなのに、🌸のことを考えると今までよりももっと、ずっと、変な気分になってしまう。
「……🌸っ…」
本当に俺はどうかしていると思う。
行為中は🌸のことを無意識に名前で呼んでしまっていたり、🌸のことを考えるといつもより早くいってしまう。
そしていつも終わった後は、後悔と罪悪感に襲われ、次の日彼女とは目を合わせられない。
🌸以外の女子は全く、想像すらできない。
俺はやはり……、彼女のことが好きなのだろうか……。