第3章 おねがい女装の代償

「…キスされてる時の顔、ほんとに可愛イ。止まらなくなっちゃいそウ」
「あっ、んぅ…わたしも、キスしてる時の夏目くん…すき」
「なにそレ…もう入れていいよってこと？？」
「えっ、ちがっ…んぅっ」

そう声に出そうとするも、彼の唇で塞がれてなんにも言えなくなってしまう。口の中をぐちゃぐちゃに掻き乱され、もう抵抗も何も出来なくなって、止めようとした指先が細かく震えた。

「どちらにせよもう待てないかラ。…ほら準備できタ。どうすル？前から、後ろからとカ…それとも今日は那乃花ちゃんが動く？？うん今日はそうしよっカ」
「は？？わ、え夏目くんに乗るってこと？？え、むり…」
「大丈夫、無理だったら下からボクが動いてあげるかラ…ね、しよ？？」

耳でそう囁かれたら、もううんと頷く他なかった。満足そうに微笑みながらいい子、と頭を撫でられたらもうなんでもいっか、とすら思えてきてしまって…彼の誘い方の上手さに感心してしまう。

「これっ、うまくはいんなっ…んんぅっ」
「ちょ、ねェっもしかして入んないとか言って惑わしてなイ？」
「ちがっほんとに入んなっ…あっ、んぅっはいっ、たけどっ…こし、おろすのっこわっ……」
「ゆっくりでいいかラ…下ろしてくれないとこっちがきついんだけドっ」

下から聞こえてる色っぽい声にごめんなさいと思いながら彼の首にぎゅっと抱きつきながらゆっくり腰を下ろしていく。どんどんと中が満たされて、喉から声が鳴り、足に力が入る。
やっと全部…入れるだけで何だか体力が無くなって頭がふわふわしてくる。けれども中はどうにももどかしくってどうにか気持ちよくなろうとおもむろに腰を動かした。

「んぁっ、あっ♡ふぅっ、こんなかんっじ、でいいのっ？？」
「うン、上手。…胸、ちょっと弄ろうカ」
「ひゃあっん♡あっいきなりなめちゃっ♡あ、んぅっ♡」
「フフ、中締まっタ」

胸の先を彼の口に含まれ、舐められたり噛まれたりされながらぎこちなく腰を動かし続ける。無防備になった片方の胸も彼の手で好き勝手され初めて、時折動きが止まったりして、その度にどうしたの？と煽られる。

「な、なつめくっもうむりぃ♡も、いかせて？？」
「…もうダメなノ？しょうがない子だネ。じゃあ動くよっ」
「ああっ！♡んっんぅ、あ、だめっ、おくそんなしちゃああぁ♡♡」
「奥、気持ち良さそウ。かわいっ」