第5章 ハジメマシテ
★★
ぽー···。
「······」
「珍しくボーッとしてますね」
「そう?それよりこの前ドスくん宛に焼き菓子を持ってきた子ってシブサワの餌··ってドスくん真顔から魔力出さないでよ~~~!」
ぱちん★
「天音は餌ではありませんよ。ほい」
ぽふん☆
「えっ?!」
とさっ
「私の天音ですよ」
「えっ?!フェージャ!?」
「おや焼き菓子作ってる途中でしたか」
「あっ、焼き菓子の子」
びくす
「あっこの前の。···と言うかフェージャ離してくれませんか???私重いですから·····ちょっと!///」
かぷっ
「魔力ください」
「ぴゃあああ////」
(···甘そう)
★★★
ぽつんぬ。
(天音から煙が出て急にいなくなった。)
「とりあえず···作ろう!そして天音に」
――――····
なでなで
「シグマありがとうね。」
「うん··それで頑張った褒美に、噛んでいいかい?」
「か···噛むなら···優しく」
「う···うん///」
―――――·····
テキパキてきぱき
「いやいやそんな有難い夢なんか―!!」
ガチャ
「シグマさんいきなり消えてごめんなさい―!今戻りましたよ!」