第4章 41
ふきふき
「~~~···♪」
フェージャの屋敷は静か
だからか私もつい音を小さくして歌う
きちんとフェージャがいない距離を確認して歌う
(これが終わればもう帰れそうね。····離してくれればいいけど)
掃除用具を片付け主の部屋に向かう
コッコッ···コッコッ···。
(しーー···ずかすぎる)
時折考える
私は人間
フェージャ達は"特別な人間"
コッコッ···ぴたっ
(考えすぎも良くないわね。···今はアルバイトのみ考えて··!ゴーゴリさんだ)
前に後ろ姿が見えた人
(マジシャンって聞いたけど···ほんとにマジシャンなんだな~~···)
普段なのらりくらりとした考えが読み取れないマジシャン
でも····。私といる時のゴーゴリさんは···。
かあぁ···///
(思い出す···)
にゅっ
がばっ
「やっほー」
びくっー!
「なああ!」