第2章 不仲
「んっ…あっ…」
割れ目からクチュクチュと響く水音。
ジンの人差し指が先程よりも量の多い愛液を掬う。
「チンコ舐めながら興奮したか」
「やっ…」
「どうなんだ?」
「んっ…してました…ハァ…」
は頬を紅潮させて吐息混じりの声で答える。
陰茎の先端が入り口に当たり、軽くクリトリスに当たっただけでもの表情が一変する。
「欲しいか?」
ジンは陰茎を割れ目に滑らす。
「んッ…欲しい…欲しいの…」
「ちゃんと言えたら挿れてやるよ」
ジンにじっと見つめられて恥ずかしくなったは思わず手で顔を隠す。
だが直ぐにジンがの両手を掴み、顔の横で拘束する。
余計に顔の距離が近くなったは涙ぐんだ瞳でジンを見上げるしかなかった。
その光景にジンは喉を上下させる。
普段クールながベッドに組み敷かれながら涙を浮かべた瞳で自分を見ている。
自分にしか見せない、自分だけのの姿、
ジンはの耳たぶを甘噛みする。
そして耳元で吐息を漏らすとそっと告げる。
「なぁ、言えよ」
そのまま舌を耳の穴に入れわざと水音を鳴らしながら舐め上げる。
の中で何かが弾けた。
「やぁっ…んあぁ…オチンチン……オチンチン挿れてぇ…ジン…」
「ああ、くれてやるよ」
そう言うとジンは腰をゆっくりと前に進めた。
「ハァァァ…ン……」
は膣内に入ってきた硬く大きいジンの陰茎に甘い声を漏らす。
そのまま腰がピタッとくっつき、ジンの陰茎はの膣内に全て沈んだ。
「はぁ…おっきい…」
はジンの首に手を回した。
それを合図にジンは腰を前後に動かし始めた。
「ああっ…んっ…あっ…あんっ…」
ヌチャ…とジンが陰茎を膣内から抜こうとする度にそこは卑劣な水音をたてる。
「はぁ…相変わらずきついな…お前のナカ」
「んあっ…あっあっ…」
「とりあえず1回イっとくか」
そういうとジンは腰の動きを速める。
陰茎が一気に膣奥を突いてはその1回1回の快感に身体がおかしくなりそうだった。
パンパンパンパンッ…!!とジンはの足を抱えたまま腰を打ち付ける。