第2章 忍術学園
(ぶっちゃけくノ一教室の授業だけじゃ体が鈍るのも時間の問題だし、悪い話ではないけど…)
「ですが、上級生のプライド的によく思わない方ばかりかと」
「そんなの、お主の実力を授業で証明すればいいだけよ」
(…そんな笑わなくても)
「はぁ、分かりました」
“うむ、その趣旨を皆に”
私の引き攣った顔が嘸かし愉快なのだろう。
未だに笑ってる学園長を軽く睨む。
「学園長先生からの“命令”により、忍たまの上級生の授業も偶に参加させて貰いますので、その時はよろしくお願いします」
(つくづく学園長も人遣い荒いなぁ。綱手様みたいね)