第4章 急激
「なんだと思ったんですか?」
そんな、楽しそうに聞かないで。
今、自分の変態さに泣いているんで。
「櫻井さん・・・」
「ん?・・・////」
うわーどうしよう。
どぎまぎしていると、徐々に
ちゃんの顔が近づいてくる。
それから
ひんやり、額にちゃんの冷たい手が当たった。
「熱じゃ、ないのかな?この体温。
ごめんなさい。わかんないや」
「う、ううん大丈夫」
意識しすぎて自分がいかれた。
変なことになってるもん。
そんな、目で見ないでください。
あまりに緊張して自分の手で
自分の顔を隠した。
そんな、目をされたり
手を額に当てられたりされたら
誰だって意識するし
確かにあの人の言った通りだ。
『櫻井さんって、意外とへたれですよね』
やられた・・・