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【ヒプマイ/白膠木簓】あなたと私とこの距離【短編/甘】

第1章  


〜〜♪♪


簓「なんやなんやー?どうしたんやこんな時間にー?」



午前3時。
なんとなく眠れなくて、彼に電話をしてしまう。



彼はオオサカで人気の芸人。
ファンも多いし、その中でも女の子が多いのはわかってる。
簓は浮気とかはしないとは分かっているものの、遠距離は普通のカップルより、500倍ぐらい不安に感じる。



「寝れなくて。」


簓「可愛いこと言うやんか!今日は一緒に寝落ちしたろか?」


簓はいつでも私に優しい。
その優しさが時に辛くなる。


オオサカの女の子たちみんなにも優しくしてるんじゃないかって思ってしまう。


余計なことを考えてしまう、私が嫌いだ。


「ありがとう、簓の声聞いてるとめっちゃ落ち着く。」


簓「なんやそれ!なんかあったん?」


別に嫌なことはなにもない、だけど『なんかあったん?』の一言でどれだけ救われるか。


「ううん、なんもない。ただ声が聞きたかっただけ。」


簓「またそうやって強がるやん!絶対なんかあったんやろ?寝れんくて、って理由だけじゃないやろ?言ってみ?この白膠木簓様がなんでも聞くで!」


「はははっ、ほんとーになんもないの。」


簓「そーなん?ならええけど!」


そこからいつもみたいに他愛もない会話をする。


今日なにを食べたか、とか。
盧笙くんが今日も面白かった、とか。
天谷奴さんは今日もおっさんだった、とか。
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