【ヒプマイ/白膠木簓】あなたと私とこの距離【短編/甘】
第4章
簓「あー!ほんま寒かったー!へっくしゅん!」
簓に会うのは半年ぶりだった。
何も変わってない簓。
テレビ電話とかしててよく見てるものの、やっぱり本物が一番いい。
簓はサンタクロースの衣装を脱ぎ、うちに置いてあるスウェットに着替えた。
簓「あ、せや。目閉じて!」
私は言われるがまま目を閉じた。
簓はがさごそし始め「どこやったっけ…」とか独り言を言っていた。
「ねーなに?不安でいっぱい。笑」
簓「あったあった!危ない危ない。笑」
その瞬間簓は私の背後へ周り、首元に冷たいものを感じる。
簓「簓サンタからのクリスマスプレゼントやで!」
目をあけたら首元には華奢だけどとっても綺麗なネックレスがついていた。
しかも半年前に私がふとインスタをみていたときに「これかわいいー」って言ってたやつだった。
「え!これ私が…」
簓「せやねん!簓サンタは天才やから覚えてんねん!笑」
「やられたぁ…簓…涙」
簓「なーんでまた泣くねん!笑 ほんまに泣き虫やなは!」
簓は私をぎゅっと抱きしめた。
簓の匂い。
簓の感覚。
簓の全て。
あー本物だー。
と思うとまた涙が出そうになる。
簓「ごめんな…普通のカップルが普通にやってることできんくて…」
「いいんだよ、私はこの距離があると、簓に久しぶりに会うとやっぱり好きだーってさらに痛感するから。この距離も特別なの。」
簓「本当は辛いんやないの?」
「辛い時もあるよ…けど、いいの。」
簓「ほんまに?俺毎日辛いでぇ〜〜〜〜〜!」
そう言いながらまたぎゅーーーって抱きしめてくる簓が愛おしすぎて、やっぱりこの人しか無理って思う。
そして気づいたら私の部屋はいつもみたいに笑いに包まれる。
いつもは一人で笑ってるけど、今日は二人の笑い声か響き渡る。
簓「これからもずっと俺だけのでおってな?」
「当たり前でしょ」
クリスマスが嫌いになりそうだったけど、大好きな簓と一緒に過ごせたクリスマスは嫌いじゃない。
どんなプレゼントよりも、一番のプレゼント。
「あっ、私もプレゼントあるんだった。」
簓「今のタイミングでー!?」