第9章 かわいいひと|高尾和成
俺の片想いの相手、桜田 舞ちゃん。
舞ちゃんの笑顔は沢山の人を惹き付ける程の
破壊力があった─────。
高尾「はぁ…。」
まただ、また告白されてる。
これで何人目だよ。
高尾「はぁ…。」
緑間「高尾、うるさいのだよ」
高尾「なぁ、真ちゃん…」
緑間「なんなのだよ」
高尾「舞ちゃんってさ、可愛くね?」
緑間「…別に、悪くは無いのだよ」
高尾「彼氏いんのかな〜?」
緑間「俺に聞いてもわかるわけないだろ…」
高尾「だよなぁ〜。はぁ…。」
チラりと舞ちゃんを見ると
たまーに目が合うような気がするんだよね〜
ってそれ位誰でもあるっつーの!
高尾「バカか、俺!」
緑間「…バカはお前なのだよ高尾!」
高尾の発言に緑間はツッコミ、高尾と緑間のコンビは
本当に面白過ぎる!と教室中が笑いに包まれた。
高尾「あは…は」
あー、やったわ、俺…。でも笑顔見れたから良し!←