第7章 甘いお菓子|紫原敦
ダムッダムッ…キュッ──と響き渡る体育館。
桃井「ねぇ舞…、いつからこんな風になってたの?」
『え…っとね、1週間前かな…むっくんがね…』
──────────
1週間前───。
紫原「ねぇ舞ちん、今日カフェ行かない?」
『もしかして!あのカフェ?』
紫原「そう。予約とれたんだ〜、舞ちん食べたいって言ってたでしょ?」
『うそ〜っ!むっくんありがとう〜っ♪』
紫原「じゃあ舞ちん、行こう〜♪」
そうして大人気カフェに着いた。
『わぁ!すごい!本当に来ちゃった♡』
紫原「喜んでくれた〜?」
『うん♪嬉しい〜♪』
と話していると店員さんに呼ばれ、席に案内された。
店員「ご注文がお決まりになりましたら
こちらのベルにてお呼びください。ごゆっくりどうぞ」
紫原「ねぇ舞ちん、これ美味しそうだよ〜」
『見て!これも、これも美味しそう〜♪』
紫原「じゃあ3つ頼んじゃおうよ」
『え!?食べきれないよ〜!』
紫原「分ければいいじゃん!それにこれくらい全部食べれるし〜」
『ん〜!じゃあ、そうしちゃう!』
二人はパフェやパンケーキ、ケーキ3種盛りを頼んだ。
『ワクワクするね〜♪』
紫原「早く食べたいね〜」
そうこうしている間に商品が届いた。
『わぁ!すーっごく美味しそう!ね!ね!写真撮っていい?』
紫原「いいよ〜」
『せっかく二人で来たんだから一緒に撮ろ?』
紫原「いいよ〜?」
ケーキやパンケーキなどを食べながら
二人で写真を撮りあいっこしながら食べていった。
『結構写真撮った〜!それにしても美味しい〜♪』
紫原「ねぇ舞ちん」
『ん〜?なぁに?』
ペロッ───
『っ///!』
紫原「舞ちん甘いね」
『か、からかわないでよ//!』
紫原「からかってないよ〜?」
チュッ───
『んっ//あ…//私の…』
紫原「…ファーストキスだった?」
『〜っ、うん///』
紫原「やった♪」
『…えっ///?』と紫原を見ると
紫原「ちょっと、あんまりこっち見ないでよね〜//」
『〜っ///』
紫原「ねぇ舞ちん」
『な、なに//?』
紫原「あのひと…」