第42章 confession
クマが戻った時には2人とも完全に熟睡モードだった。
五条の腕枕で包まれるようにしてレイは寝息を立てている。
ひとまず電気をつけた。
「おいてめえら起きろっ!!」
ドンッドン!!
「っ?!?!」
「っうぁ?!?!」
突然の衝撃に2人同時に目を開くと、
2人の体の上でトランポリンのように跳ねているくまがいた。
ドンッドンッ
「っう!おまっ!おいそれやめろっ」
「もう今何時なの…?」
スマホを確認すると、4:44の表示。
「まだこんな時間…もう…
どうしたの、くま…」
寝惚け顔の五条によってホールドされているクマは顔をしかめて言った。
「どうしたのだと?!戻って来いと言ったのはお前だろ」
「…言ったけど、起こしてとは……」
「まさかまた酒飲んで酒乱クマになってんのー?
それともやっぱなんか乗り移ってるー?」
「てめえらに土産を買ってきてやった感謝しろ」
「「え」」