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walking proud~呪術廻戦~R18~

第42章 confession







「ホントはあの時ね…
告っちゃおっかなとか思ってたんだよ」


「っえ!うそ……本当に?」


「うん…ホント。でも……
そんなことしたら困らせるだけだと思ったからね。
フラれんのも分かってたし。」

そう言って五条は淋しげに笑った。

その発言には口ごもってしまう。
確かにあの時、告白されていたとしたら、
かなり混乱した上に、振るということしかできなかっただろう。

あの頃は本気で一人の人のことしか見ていなかった。



「でも僕、レイがいなくなったあとは、何度も後悔したよ。ほんっと、死ぬほど後悔した。」


気持ちを伝えなかったこと。
もっと寄り添えなかったこと。

もっと笑顔を作ってあげたかった。
もっと慰めてあげればよかった。

もっと抱き締めればよかった。

もっともっともっと…

触れておけばよかった…って。
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